++ 本日のテーマ ++
~「弱みを見せる」~

今回のテーマは「弱みを見せる」です。

さっそく質問を。。。
Q)「弱みを見せる」ことは悪いことなのでしょうか?
A)・・・


この質問は非常に意地悪ですね。
なぜなら正解はないです。
そのヒト自身の〈解釈〉次第だからです。

シチュエーションにもよるでしょうし、それぞれの価値観にもよるものでもありますので。

ワタシ自身、自分の弱み・弱音を吐くということに対して、
人一倍苦手意識を持っていました。
なぜならそれは
 〈悪いこと〉
だと思っていたからです。

 〈カッコ悪い〉
とも思っていました。

でもそれが自分自身の首を絞めていた。。。

とてもわかりやすい事例があったのでご紹介させていただきます。
少し長いですが、できれば原文をご覧いただくことがおススメです。

<夫を死の淵から救った、夫婦で作る弁当1000日の記録>
https://www.leon.jp/gourmet/10937
*******************
「夫を亡くすよりマシ」との思いで弁当を作り始めた

私と夫は40代後半と50代の夫婦です。
ともに広告業界で働いており、子供はいません。
ゆえに子供のためにお弁当を作る必要はありませんでしたが、
今お互いのために昼食のお弁当を作り続けています。

そのきっかけは、今から4年前、夫が48歳の時に急性心筋梗塞で入院したことに遡ります。
幸い大事には至らなかったものの、病院の管理栄養士から、
退院後の食事指導を受けたのです。
~中略~
夫婦そろって夜型で、朝はギリギリまで寝ていたい。
そんな従来の生活サイクルを根本から見直すことになりました。
お弁当をつくるために、今までより1時間早く寝て1時間早く起きる。

晩ご飯もできるだけ家でつくる。
その実現に向けて、残業を減らすためのタイムマネジメントの強化や、
グルメな友人らとの食事の機会を減らすことも必要になりました。

それでも、突然夫を亡くすかもしれないという恐怖を味わった自分にとっては、生かされた命を守りたいという思いのほうが強かったのです。
 ~中略~
「料理が怖い。もう作りたくない」

しかし3年が経ったある日、再び夫が倒れてしまったんです。
今度は脳梗塞でした。
医師と管理栄養士の指導を守って食生活を変え、定期的な運動も行い、
体重は8kgも減らしたのに。
怒りと悔しさで一杯になりながら、私たちは医師に尋ねました。

「言われたことは全部やりました。結果だって出しました。
 それなのに、なぜ?
 再発を防ぐためには一体どんな生活を送ればいいのですか?」

「投薬以外にお伝えできることは、【減塩、減量、カロリー制限】しかありません。
 これが今の西洋医学の限界なんです」

医師の回答は、今までの努力もこれから先の希望も、すべてを無に返す冷酷なものでした。

夫が循環器系の病を繰り返す原因には、先天的な体質など様々な要因がある。
頭では理解していても、妻としての管理が不十分だったかもしれないと自分を責めたり落ちこんだりしました。

それでも、夫に健康を取り戻してほしいという気持ちが変わることはなく、自分に何かできることはないかと毎日あらゆる情報に目を通し続けました。

しかし、世にあふれる健康情報は科学的根拠に乏しく疑わしいものばかり。調べるほどにわからなくなって、次第に料理に対するモチベーション失われていきました。

キッチンに立つだけで全身が震えポロポロと涙がこぼれるようになってしまったのは、それから間もなくのこと。自分の精神状態が限界を超えたことを悟って、夫に初めて弱音を吐きました。

「料理が怖くて作れない、もう作りたくない」。

すると夫は、

「わかった。これからは僕が作るよ」

 ~中略~

「お互いに、もたれ合ったらいいじゃない」


なにげない夫のひと言に、すっと肩の力がぬけていくのを感じました。
私は昔から他人に弱みを見せるのが苦手で、家庭においても夫と対等でいられる強い妻でありたいと考えていました。

でも、家族って互いの弱点を補い合うチームなんですよね。
一人では乗り越えられない高い障壁も、ふたりでならきっと乗り越えられる。
2つの大病を後遺症もなくサバイブできた幸運に感謝して、
もう一度前を向こう、力を合わせて。
*******************

ひとりで抱え込んでいると辛い。
ひとりで抱え込んでいると選択肢が無い。
ひとりで抱え込んでいる必要はない。

 〈お互いに、もたれ合ったらいいじゃない〉

お互い、どこか欠けているからこそ補い合える。
お互い、どこか欠けているからこそ魅力を感じる。
お互い、どこか欠けているからこそそれぞれに価値がある。



 〈変容・受容・寛容〉

様々なことをまずは受け入れ、変わることをいとわない。。。
 〈容(うつわ)〉

先日の映画「あまのがわ」のワークショップで講演をいただいた古新舜監督が、
 〈容(うつわ)〉
の話をされており、そことも相まって考えさせられました。

Q)あなたはパートナーに対して、〈正直〉に「弱みを見せて」いますか?


++ お知らせ ++

本日は3件のお知らせです。

①【けあとの遭遇】ワークショップ紹介資料&ご参考資料

 弊社【けあとの遭遇】ワークショップに関するご紹介資料及び「介護離職」に関する参考資料等をとりまとめた資料を公開させていただきました。
 https://and-fam.com/request_dl/
※内容については必要に応じてアップデートを行ってまいります。

②【けあとの遭遇】体験会

1)9/26(木)19:00~@虎ノ門

 https://www.facebook.com/events/2414866888799128/
 久しぶりのコラボではない けあとの遭遇® 体験会。
 場所はいつもと変わり、虎ノ門での開催となります。

~ベネフィット・ワン会員限定イベント~

2)7/24(水)19:00~21:00@大手町 ※開催終了
3)9/ 5(木)19:00~21:00@大手町 ※募集中

https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/srch/menuPrticSrchRslt.faces?menuNo=643960
※有難いことに続々とお申し込みをいただいております!

③【開催報告】映画「あまのがわ」上映会 in Tokyo ~2019年8月24日(土)~

当日は80名近くの方々にご参加いただき、
映画「あまのがわ」をご覧いただき、
監督・脚本の古新舜さんの講演会をお聞きいただき、
皆さんの体験をシェアいただきながらブラッシュアップするワークショップに参加いただき、
そして、古新さんに想いをぶつけていく。。。

そんな一日を皆さまとともに過ごさせていただきました。

分身ロボット「OriHime」も実際にご覧いただいたりということもしていただきながら、非常に大盛況のうちにイベントを開催させていただくことができました。

<開催報告>
https://www.facebook.com/Masato.Sasaki.22/posts/2324119861142138
<当日のお写真>
https://www.facebook.com/Masato.Sasaki.22/media_set?set=a.2325200937700697&type=3

今後は倉敷や仙台などでも開催予定です。

そしてOriHimeは、昨日よりオリヒメカフェ開催のクラウドファンディングをスタートしております。
https://www.sankei.com/economy/news/190827/prl1908270168-n1.html

大手町で10月に2週間ほどの限定開催となりますので、ご都合のよろしい方はぜひご参加されてはいかがでしょうか?


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弊社の体験会開催などのご案内などをさせていただきながら、
質問や疑問などのやりとりも踏まえながら皆様と〈共に創り上げる〉メルマガとしてスタートさせていただきました。

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