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〈&〉~「喫茶去」~

けあとの遭遇®プロジェクト3分で読める

先週末には共通テストが実施され、
いよいよ​本格的な受験シーズン​に入ってきましたね。

昨年は​「二月の勝者」​という中学受験をテーマにしたドラマが放映されたりもしていたようで、受験というものは​人生を左右するイベントの一つ​として頑張っているご家族もいらっしゃるかもしれませんね。

中学受験は「2/1」を試験日として設定するところが多く、難関校の多くもこの日に集中しているというのは​"ならわし"​としてあるようで、この日に照準を合わせていろいろと調整(特に今はコロナにかからないように今まで以上に健康管理にも)している方も多いことでしょう。

​〈ここ一番の大勝負!〉​

いわゆる本番だからと緊張してしまう方。
反対に本番に強い方というのもいらっしゃいます。

仕事の場面でも​〈ここ一番!〉​はあると思いますが、
そんな時に送りたい言葉として今回のテーマ​「喫茶去」​を選ばせていただきました。

​【茶去(きっさ-こ)】​

直訳「お茶を飲んで、行け」

出典:原典『趙州録』、訳文『中国禅宗史』、臨済宗円覚寺記事より


新しくやってきた二人の行脚僧に、​趙州禅師​が問われた。

趙州

貴公、前にもここへ来たことがあるか?

僧①

いえ、ございません

趙州

うむ、下がってお茶を飲みなさい

もう一人にも、問うた

趙州

前にもここへ来たことがあるか?

僧②

はい、ございます

趙州

うむ、下がってお茶を飲みなさい

​院主(寺の寺務局長)​​趙州禅師​にたずねた。

院主

初めての者に茶を飲みに行けと仰せられるのはよいとして、前にも来たことのある者にも、なぜ、茶を飲みに行けと仰せられるのですか?

すると、

趙州

院主どの!

院主

ハイ!

趙州

うむ、茶を飲みに行きなさい


禅語のひとつである​「喫茶去」​ですが、禅僧の方や専門家の方でも​解釈に揺らぎがある言葉​のようで、大きく分けて以下の​2つの訳語​があるようです。
​・お茶を飲んで、行け(叱咤の意味を含む)​
​・お茶でも飲んで楽になさい​

いろいろな解釈がある中で、私がいいなと思ったのはこちらの解釈。

​『いつでも、どこでも、誰にでも、同じ心でお茶を点てる』​

出典:茶道のあれこれ簡単解説

つまり、

​相手が誰であれ、どんな状況であれ、自分自身の最善を尽くす。​

ある意味いつでも​〈ここ一番!〉​ということ。

これはこれでなかなか緊張感のある言葉ですし、考えれば考えるほど深い言葉かもしれませんね。

あなたは​〈ここ一番!〉​で馬鹿力を発揮できるタイプですか?
それとも​〈ここ一番!〉​と意識すると緊張してしまうタイプですか?

それに応じて​「喫茶去」​をどちらの意味で解釈してもいいかもしれませんね。

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