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〈&〉「人生会議」は脳内会議で終わらせない!

けあとの遭遇®プロジェクト4分で読める

​++ 本日のテーマ ++
~「人生会議」~​

今回のテーマは​「人生会議」​です。
ちょっと専門用語のご紹介も交えてとなりますので、
長くなることをご了承くださいませ。

あまり​なじみのない言葉「人生会議」​ではありますが、
いえ、あまり​なじみが"なかった"言葉​となりました。

ニュースなどで見聞きされた方も多いかもしれませんが、
厚生労働省が、吉本興業に発注した​「人生会議」PRポスター​が物議をかもした、という件をご記憶されている方もいらっしゃるかと存じます。

​〈人生会議〉​

​ACP(Advanced Care Planning)​という考え方を日本語に訳すにあたり、
公募された候補の中から以下の理由で選定されました。
~~~~ ここから ~~~~
​選定理由:​
・意味が明確な単語の組み合わせにより、
 ​日常会話に浸透していくことが期待​できる。
​家族等、信頼できる人たちと輪を囲んで話し合う、
 というイメージが湧く​

(出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html
~~~~ ここまで ~~~~

いわゆる​"炎上"が起きた理由​として、
​・「死=がん」に紐付けすぎている
・父親への言葉ばかりで、男尊女卑ではないか
・吉本興業への4,070万円という高額発注?! etc.​

など​様々な点がやり玉に​挙がっております。

何を目的とするかによってメッセージを取捨選択して尖らせることで、
より伝えたい人に伝えられる可能性が高くなるので、
ある程度の省略はやむを得ないものとは思います。

ひとつだけ誤解して欲しくないと思う点といたしましては、
​「人生会議は、終末期のことだけに限定されない」​
ということです。

本来ACPの対象者は「あらゆる年齢や健康状態の成人」とされており、
決して、終末期、がん患者など特定の方に限定されるものではないのです。

そして、​「人生会議」​で話されるべき項目として、
​「死ぬときに後悔すること25」の著者・大津秀一氏​は、

https://amzn.to/2PlbtKo
以下の​4つの項目​を挙げていらっしゃいます。
~~~~ ここから ~~~~
​・本人の気がかりや意向
・本人の価値観や目標
・(病気等に既にかかっている場合は)病状や予後の理解
・医療や療養に関する意向や選好、その提供体制​

(出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/otsushuichi/20191127-00152518/
~~~~ ここまで ~~~~

なお、この騒動があって改めて認識したものとしては、
​〈ACPとADは混同されがち〉​
ということ。

また新しい言葉を出してしまいましたので、
​用語を整理​しておきますと、
~~~~ ここから ~~~~
​ACP(アドバンス・ケア・プランニング)​
 ​今後の治療・療養​について​患者・家族と医療従事者が
 あらかじめ話し合う​
自発的なプロセス
​AD(アドバンス・ディレクティブ)​
 ​自分が意思決定できなくなったときの医療行為​や、
 ​代理意思決定者​​文書で表明​すること
~~~~ ここまで ~~~~

わかりにくい専門用語なので、
あえて非常にざっくりと違いが何かを表現させていただきますと、
​どちらも〈意思表示〉に関する決定方法、伝達方法に関することを指している​のですが、
 ​AD​は、​「本人のみ」で決定することができる​が、
 ​ACP​は、​「本人を含む関係者」で話し合いを通じて決定することを"重視"している​ということ。

​〈本人〉から見えていること
〈まわりの人〉から見えていること​

ここには大きな違いがあり、話さないままでいると、
​〈後悔〉を残してしまう可能性​がある。

だから、イマからでも話し合っておきましょう。それが、
​〈人生会議〉​
として知っておくべきことのひとつではないか、とワタシは思っています。

​ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の世界​は奥が深く、
まだまだ理解しきれておりませんが、
ひとまず今回の"炎上"で以前よりも関心を持つことができたことは良かったと思っております。

ちなみに、​〈本人〉​​〈医療従事者〉のそれぞれの視点​で描かれた、
​「横浜市の医療マンガ大賞」の作品​が興味深く、先ほどの、
 ​〈本人〉から見えていること
 〈まわりの人〉から見えていること​

の違いの一例としてもご覧いただけるかと思いましたので、ご紹介させていただきます。

​<医療マンガ大賞(横浜市「医療の視点」)>​
https://medical-manga.comici.jp/

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