++ 本日のテーマ ++
~「難病って何?」~
先週、安倍首相が持病悪化のために辞任を表明。
様々な報道がなされておりますが、「病名の一人歩き」って怖いと思っています。
〈難病〉
と聞いたときに、どのような印象を持つでしょうか?
安倍晋三さんの持病は「潰瘍性大腸炎」という難病のひとつです。
〈難病とは何か?〉
「難病」とは、
①原因が特定されていない
②治療方法が確立されていない
疾病のことを指します。

そして、ちょっとややこしいのですが「指定難病」というものがあります。
いわゆる難病法という法律では、以下のように定義しています。
①発病の機構(原因)が明らかでない
②治療方法が確立していない
③希少な疾患である
(がん、精神疾患、感染症、アレルギー疾患等、
個別の施策体系が確立している疾患は含まれない)
④長期の療養を必要とする
ちなみに③の希少性については、概ね人口の0.1%未満(約12万人)であることとされています。
上記の「指定難病」条件に合致したものは現在333疾病あります。
一覧をご覧いただくと、聞いたことがあるものやメディアで取り上げられているものもいくつも目にすることができるかもしれません。
「難病」とひとくくりにしてしまうことによって、言葉の響きにも引っ張られてしまい、触れてはならないもの、話してはいけないもののような感覚を覚えてしまうこともあるかもしれません。

今回、安倍首相がどのような想いで辞任を表明されたかは正直なところわかりませんが、
病気の悪化を告白されたということは素晴らしいことだと思っています。
「病名」がつくことでラクになれることもありますが、
「病名」がつくことでレッテルになってしまうこともある。
1)〇〇〇(病名)のAさん
2)Aさんは〇〇〇(病名)を抱えている
ほんのちょっとした言葉の違いかもしれませんが、
1)と2)で主従が逆転してしまっているように感じませんか?
それがよく起こりがちなのが「認知症」なのではないかな?と思っています。
病気であることに目を向ける前に、「その人」自身を見てほしい。

今月は世界アルツハイマー月間です。
ちょっと意識してみる月間にしてみませんか?



