「介護離職」を防ぎたい
私たちの取り組みの大きなテーマの一つ
「介護」というと厚生労働省の介護保険のイメージが強いのですが、
「介護離職防止」となると経済産業省の管轄となります。
厚生労働省は「介護」が始まってからの対応、
経済産業省は「介護」が始まる前の段階。
前者は「介護」の当事者本人。
後者は「介護」の支え手、特に働き盛りのご家族。
今回のテーマの「OPEN CARE PROJECT」は経済産業省が先日リリースした活動の内容ですので、ぜひご紹介したいと思い取り上げさせていただきました。
何を「OPEN」にするのか?
①介護の話題を『家庭』の中でオープンに
②介護の話題を『職場』の中でオープンに
③介護者との『関係性』をオープンに
まだまだ「介護」を、
・いつでも
・どこでも
・気軽に
話すということはハードルが高い。
『知らない』からこそ話しにくい
『遠慮』があるからこそ話しにくい
『想い』があるからこそ話しにくい
私たちの「https://and-fam.com/sougu/けあとの遭遇®」というゲームを使ったワークショップはまさに②の『職場』の中でのオープンを意図したものです。
実際に職場で行わせていただいた際に参加されていた方のおひとりが、
Aさん『実はいま、これと同じようなことが起きているんだよね。。。』
とお話をされたところ、
同僚の方々『なんとなく気づいていました。
毎週〇曜日は早く帰られていらっしゃるから何かあるんだろうとは思っていましたが、
Aさんがご自分でおっしゃらないので、聞くに聞けませんでした。。。』
お互いに相手に対する気遣いがあるのですが、
それがある意味「余計な遠慮」になってしまっていた、ということを目の当たりにしました。
この一種の“カミングアウト”によってお互いの「遠慮」が解消された瞬間だったのではないでしょうか。
そのような積み重ねがあって初めて「介護離職」という誰にとっても望ましくない結果を予防していける。
今回の経済産業省のリリース、あなたはどのようにご覧になりましたでしょうか?
いつもお読みいただき有り難うございます。
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