親の介護の際に意外と困る、手間がかかるのが介護まわりの情報共有です。
その中でも、特にニーズが高い、トラブルになりやすい3つの情報共有「連絡・お金・スケジュール」についてご紹介させていただきます。
なお、この3つがなぜニーズが高いのか、トラブルになりやすいのかについてポイントをお伝えさせていただきますと、
(連絡)
・知っておいてほしい人にそれぞれ連絡していたら時間も手間もかかる
・主たる介護者だけに負担が集中しないようにする
・連絡モレが人間関係に溝を生む恐れがある
(お金)
・どんなことにお金を使っているのかをいちいち連絡していられない
・どこの財布から(親 or 自分)をはっきりさせておかないと相続の時にもめる
(スケジュール)
・誰がどれだけ介護を担当しているか(=負担があるか)が視覚化される
・役割分担を決めるのに手軽に行える
もちろん電話やノートなどを使って情報共有を行うこともよいかと思いますが、今回はスマホアプリを活用した方法についてご紹介させていただきます。
『 連絡・通信アプリ 』
連絡用アプリとしては、LINEが一番使っている方も多い(日本国内8,600万人以上)ということもあり、すでにお使いの方も多いのでこちらを活用されて、連絡を共有したい方々とLINEグループを作成して連絡をとりあうことがよいのではないでしょうか。
『 家計簿アプリ 』
家計簿アプリは数多くございますが、実際に利用されているアプリとしてはこの二つがメジャーなものと言われています。
実際に介護の家計簿としてご自身の家計簿アプリとは別に利用される方もいらっしゃるので、普段使いの家計簿とは別のアプリを利用され、共有したい方とアカウントを共有する形で利用されるという方もいらっしゃいます。
「お金の出入り」は言葉よりもリアルに伝わることもありますので、ひとつ利用されておくのもよいのではないでしょうか?
『 スケジュール 』
利用される方も多いGoogleの無料ツールのひとつ、「Googleカレンダー」
ご自身のメインのカレンダーとは別に共有用のカレンダーも簡単に作成できますので、《介護用カレンダー》のような形で利用されていらっしゃる方も。
カレンダーの日付に紐付けてファイルの添付などもできますので、活用次第では連絡手段としても重宝します。
『 おやろぐ 』
こちらは有料サービスとはなりますが、連絡・お金の管理・スケジュールのすべてを一括で行うことができるサービスです。
無料体験期間もありますので、使い勝手を確認してからでもよいかもしれません。
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